最近、成長ホルモンの分泌を促進すると話題の
「GPC」ですが、
どんな物質なのでしょうか?
成長ホルモンは子どもの身長を伸ばすのに
欠かせない物質ですが、
副作用などネガティブ要素が気になりますよね。
この記事ではその「GPC」について
徹底調査をしてみました。
GPCはGlyceroPhosphoCholine
(グリセロホスホコリン)の略で、
お母さんの母乳や精液、体液にも含まれる
生体成分です。
*アルファGPCという呼称もありますが、
同じものです。
近年の研究で、大豆に含まれるリン脂質を
加水分解してつくることができるようになり、
世界の医療機関が注目しています。
海外では医薬品として扱われている国もありますが、
日本では2010年に厚生労働省が食品と認めたため
手軽に入手することができるようになったそうです。
GPCは、コリンという栄養素をつくります。
アメリカでは、
1998 年にアメリカ医学研究所の
食品栄養委員会によって
コリンが新しい必須栄養素と指定され、
適正摂取量が定められました。
コリンには脳を動かす神経伝達物質・
アセチルコリンをつくる特性があります。
アセチルコリンが増えると、
脳の司令塔の視床下部が活発に働き、
記憶力や注意力、判断力が向上します。
学習能力はもちろん、
スポーツなどで必要とされる
とっさの判断力を身につけたい人は
積極的にとる必要があります。
またGPCは
アセチルコリンの前駆体としての機能とは別に、
成長ホルモン分泌刺激ホルモン(GHRH)と
接合して、
下垂体前葉より分泌される
内因性ヒト成長ホルモンを増加させます。
これが、子どもの身長が伸びることに
つながるそうです。
視床下部は脳の中心部にあるところで、
食欲の中枢、睡眠の中枢、体の中の水分や
塩分の調節をする中枢、
体内時計など、私たちの脳を司ります。
ここが活発に機能すると、
さまざまなホルモンがからだに分泌されます。
どんなホルモン?
視床下部から脳下垂体を通じて出る
代表的なホルモンは成長ホルモン(GH)ですが、
ほかには
プロラクチン( PRL)、
甲状腺刺激ホルモン( TSH)、
副腎皮質刺激ホルモン (ACTH)、
性腺刺激ホルモン( LH & FSH)、
尿の量を調節する抗利尿ホルモン(ADH)
もあります。
脳に栄養が足りなくなると十分なホルモンが出ず、
不調を感じます。
GPCの摂取はホルモンバランスを整えますので、
女性特有の生理痛や生理不順、
更年期障害にも効果的です。
「成長ホルモン」は重要なホルモン
人間は、脳の中にある脳下垂体から
ホルモンを分泌することで、
体のさまざまな機能をコントロールしています。
中でも代表的なホルモンが
「成長ホルモン」です。
成長ホルモンには、代謝を調節して
からだを健康な状態に保つ「代謝調節作用」が
あります。
私たちのからだはこの働きによって、
体のいろいろな機能が保たれています。